サッカーの神ペレがサンパウロ市内の病院のＩＣＵへ、容態悪化

ブラジルのサッカーの神、キングの称号のペレ（７４）が容体が悪化し、サンパウロ市内の病院の集中治療室に入ったことを、病院が27日明らかにした。ペレは腰痛を訴え13日に腎臓結石の除去手術を受けて退院したが、24日に尿道の感染症で再入院しいた。

ペレはニックネームである。本名はエドソン･アランテス･ド･ナシメント。

20世紀最高のプレーヤーといわれるサッカーの王様ペレ。世界で唯一、１９５８年、１９６２年、１９７０年に3度ものワールドカップ優勝を経験している。1958年ワールドカップに彗星のごとく登場し、準決勝のフランス戦では後半のわずか26分の間にハットトリックを達成した。当然、世界中のクラブからオファーが殺到した。ユベントスにいたっては、ペレに対し「好きな金額を書いてください」と言わんばかりに白紙の小切手を送ってきたという。それでもペレは愛する祖国ブラジルを離れようとはしなかった。

オランダが誇る稀代の天才ヨハン･クライフはこう言っている。「私は新しいディ･ステファノになれるかもしれないが、新しいペレにはなれない。彼は唯一、理論を超えている。」
生涯通算1363試合、1281ゴール。彼の残した大いなる功績を称えて、王様は神と呼ばれるようになった。

筆者が中学生の頃、世界のサッカー界をリードしていたのは、ブラジルのペレ、ドイツのベッケンバウアー、ゲルト・ミュラー、オランダのヨハン・クライフであった。

今年も日本に来ていたペレ、とんねるずの「みなさんのおかげでした」のキタナトランに出演し元気そうだったのに。
みんな年をとったものだなーとつくずく感じる。