金スマで語られた近藤誠の「がんは切るな見つけるな」！

金スマに「医者に殺されない４７の心得」の著者である近藤誠医師が出演した。本ブログは中立的な立場に立って近藤医師の発言を文字におこし、一般の方、医療業界の方、加えて今がんに苦しんでおられる患者さんの役に立てればとの思いで記録します。

【中居】がんには放射線と抗がん剤と手術。
【近藤】そうですね。この三つのね、手術、抗がん剤、放射線の中で比べると放射線が一番妥当だと思います。
【中居】どのがんにでもですか。
【近藤】これは向いてないがんもあるんで、たとえば食道がんには放射線は向いているんですけれども、胃がんは放射線をかけると穴があいて死んじゃったり、大出血して死んだりするんで基本的にはやらないんです。
【逸見】父は手術したあと抗がん剤治療をガンガンやってましたね。無駄だったという事ですか。
【近藤】（うなずく）
【ベッキー】あと、流石にあなたは切った方がいいねって場合はあるんすか。
【近藤】乳がんでしこりのがっちりした物が出てくることがあるんだけれども、そういうのをほっておいても実は死なないんですね。乳がんってのは体の外にあって周りに重要な臓器がないから、だからがんってのは毒素が出る訳ではないですね、だけどもこんなに大きくなると生活の質が悪くなるし、だからそうなる前に処置するっていうと小さいしこりの段階でちょっとそこだけ取っておけばね、それでいいんじゃないかと。誤解がないように言って置くと、たとえば手術の時に痛いとか苦しいとかありますよね、そういう場合は（抗がん剤が）役に立つ時がありますね。あと抗がん剤がきかないというのもですね、いわゆる塊を作るがんというのがあって、胃がんとか肺がんとか食道がん、乳がん、子宮がん、こいう固形がんが９割を占めているわけですね。こういう物に抗がん剤は使わない方がよい。白血病、悪性リンパ腫、こういうものは抗がん剤で治るものがある。固形がんでも睾丸腫瘍、子宮毯毛がん、小児がんは例外で抗がん剤を使った方が良いと思います。
【中居】手術をする、抗がん剤を使う、副作用がある、体が弱っていくことはがなくわないですよね。基本的には苦しまない事、体が自由に動く生活をして頂きたいという思いですか。
【近藤】僕が医者になってから一貫して追求してきたのは、いかにがん患者さんの状態が良くて生活の質が良くて、一番長生きできる方法を追及してきたからなんです。
【中居】それは患者の理想ですよね。

※話言葉を文字に起こしましたので文書としてややおかしなところがありますが、できるだけ放送内容に従いました。