ボビーオロゴンが２０１３年儲けた株（先物）での投資方法を素人でも分かり易く解説します。ボビーは「アベノミクスのおかげだよー！」としか教えてくれません。お金持ちはその方法を公にすることはないのです。
ボビーオロゴンはＦＸが始まる前から安値でドルやポンドを銀行で買い、高値にふれたところで売ることをしていました。
２０００年台に入ってＦＸ取引が一般化するとこのシステムを利用して僅かながらの利益を得ていました。なぜなら、ＦＸ取引はレバレッジがきいているので実際の投資より数百倍の取引ができるからからです。
しかし、ここ近年ＦＸは一般化しましたが儲けることがかなり難しいのです。なぜなら、どこかの国の金融大臣が公の場でちょっとしたことを「あ〜。う〜。」と叫んだだけで数十銭の変動が起こりえます。つまりマクロ経済以外の要因で決まってしまいがちなので予測が非常に難しいのです。
そこで、近年選んだのが株の先物取引である日経２２５と呼ばれる金融商品です。日経２２５にも１０００倍のレバレッジがきいており、簡単に説明するとラージ1枚で買いの場合、日経平均の価格が１０円上がると1万円儲かります。
日経２２５は１０分の１のミニもありますのでこの場合はレバレッジが１００倍ですので1枚で１０円上がると1千円の利益がでます。
まず、日経２２５を始めるには証拠金が必要です。5月１２日時点の証拠金はラージ1枚で５1万円、ミニ1枚で5万1千円です。おそらくボビーは手持ち資金100万円のミニ10枚からスタートしたのでしょう。
一般的にデイトレは1日の市場が開いている時に売買を完了させるのが普通ですが、スイングといって買いの建て玉をもって大引けで決済せずに翌日まで持ち越す方法があります。大引け決済の方法は1日の価格の変動は今のところ２００円程度の上げ下げですので、うまく売買予測が当たっても１００円分の利益しか獲得できません。
実利益は１００円で１０万円です。
これをスイングで、仮にアメリカのダウが上昇すると日経平均の翌日の寄り付きは３００円以上上がるのは普通にあることですので、読みが当たれば一機に一晩で３０万円の利益を生み出すことが可能になります。
ボビーが1年で埼玉の自宅以外に3件の家を購入できたことを推測すると、約1億5000万円の利益を得なければ説明がつきません。月に１５００万円程の利益を生むにはアベノミクス効果の株価上昇を狙って買いポジションのスイングを繰り返したと推定されます。。
もちろん、先物取引で得た利益で現物株を購入するなど、投資分散はしていると思われます。
また、河合俊一がやている現物株の取引では（昔のカラ売り以外）売りから市場に入ることがでいません。ところが、日経２２５の場合は相場が下がると判断した場合にはまず売りの建て玉を持ち、相場が下がりきる直前で決済すれば買いと同等の利益を獲得することができます。
ですから、仮に再びリーマンショックのような株式市場の暴落が続いても、売りポジションから下がりきったところで返済すれば、これもまた膨大な利益を生むことできます。
今年、5月に入ってからのボビーのインタビュー記事によれば、日経平均は４０００円ほど下げると予測しています。一部のエコノミストの間では年内1万８０００円まではいくだろうという楽観論者もいますが、ボビーの予測硬いです。この時効果を発揮するのが日経２２５の売り建て決済の方法なのです。
初心者にとって難しいレバレッジ、建て玉、証拠金、追証などの用語については各位で調べてください。
また、レバレッジの利く金融商品はハイリスク・ハイリターンですので、初心者はくれぐれもご注意をお願いします。
ボビーは投資に関して１０年程のキャリアがあります。過去に、少なからず損をしていますが、それをバネにしてうまくアベノミクスの波に乗れたのでしょう。
4月の消費税導入後から5月現在の日経平均の値動きは停滞ぎみですので、ボビーと同じことをやっても時すでに遅しで、莫大な利益を得ることは難しいでしょう。
※ちなみに、河合俊一の昨年の株での儲けは９５０万円、ボビーは数億円でした。
先物取引の破壊力は現物取引の数倍から数十倍といえるでしょう。
