Wikichers personal computing solution
賢者のITジャーナリズムのブログ
powered by Dreamweaver
ホーム 広告 管理者 お問合せ

【速報】NECがスマホ事業から撤退を発表!

7月31日(火)NECがスマートフォン事業からの撤退を発表しました。
以下が、NECの公式プレスリリースです。

当社は、ICTを活用した高度な社会インフラを提供する「社会ソリューション事業」を軸とした成長戦略を加速すべく、NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社(本社:神奈川県川崎市中原区、代表取締役執行役員社長:田村義晴)が担う携帯電話端末事業の見直しを決定しました。

具体的には、本日付でスマートフォンの新規開発を中止し、現在販売中の機種をもって生産および販売を終了します。なお、スマートフォンに関する保守は引き続き行います。また、従来型携帯電話機の開発および埼玉日本電気株式会社(本社:埼玉県児玉郡神川町、代表取締役社長:井上武俊)での生産は継続します。埼玉日本電気については、従来型携帯電話機の生産に加え、社会ソリューション事業で活用します。なお、当社が行っているタブレット事業については継続します。

スマートフォンの急速な普及など携帯電話端末の市場が大きく変化する中、競争力の維持・強化にはスケールメリットが重要となっています。しかしながら、当社の携帯電話端末事業は出荷台数が減少傾向にあり、今後の業績改善を見通すことが難しくなっています。こうした状況を踏まえ、当社は、携帯電話端末事業の方向性について総合的に検討した結果、このたびの決定にいたりました。

当社は、ポートフォリオ経営を一層強化し、経営資源を社会ソリューション事業に集中します。今後、携帯電話端末事業で培った無線通信や端末開発、ヒューマンインタフェースなどに関する技術・ノウハウを、当社が注力する社会ソリューション事業に活用することで、同事業の強化を図ります。これにともない、NECカシオモバイルコミュニケーションズ社の従業員のうち、継続事業に従事する従業員を除き、当社グループ内で社会ソリューション事業を中心に再配置します。

なお、本件による当期業績への影響については現在精査中であり、今後公表すべき事項が生じた場合には、速やかに公表します。

撤退の範囲

スマートフォン事業での新規開発中止
但し、既存製品のサポートとスマートフォン以外の携帯の開発販売は継続する。

撤退の背景

皆さんご存知の通り、iPhoneに押されっぱなしのスマホ業界ですが、ドコモの2トップ戦略と銘打ったサムソンとソニーを優遇する経営戦略からはじき飛ばされた格好となったNEC。過去の携帯電話で20%のシェアを誇っていたNECも現在では赤字事業となってしまいました。カシオ、日立との経営統合をするも、キャリアの戦略にはついて行けなかった事が最大の要因でしょう。最終的にはレノボとの提携が不調に終わったのが決定的になったのでしょう。
キャリア主導の物づくりが良いのかメーカー主導の物づくりが良いか疑問が残るところです。




広告を募集しております。

クライアントの方はヘッダーの「広告」をクリックしてください。
どこよりも安価で掲載させて頂きます


Copyright (C) 2013 Wikichers All Rights Reserved